東京の下町に良く見られる風景です。 一口に東京に住むといっても、都心のマンション、郊外の武蔵野、田園の戸建などそのライフスタイルは様々です。 東京の中でも住処を転々と変える方も多い中、やはり住み慣れた土地にずっと住み続けたいと思う方も多いはずです。 このプロジェクトもそういうお客様の気持ちがきっかけでした。
1階には生業とされるご商売のスペース、そして5階、6階に住宅、 中間の2、3、4階をワンルームマンションとして計画し、慣れ親しんだ土地に将来に渡り住み続けることのできる計画をおこないました。
一般的な住戸の場合、前面道路に面してバルコニーを計画しますが、さほど広くない道路の割りに、交通量、騒音の激しい道路に面して バルコニーを計画するのも考え物です。 また最近では防犯上の考慮も十分にする必要があります。 そういったことからこの計画では前面道路に面してバルコニーを 設けることはせず、南側の一角に光を十分に取り入れることのできる ライトウォール(光井戸)を計画しました。