新橋、銀座、日本橋、神田といった 旧都心部のリノベーションは東京という都市の再生という意味からも 重要な課題です。
日々都心部は、まちの賑わいづくりや美しいまち並みの再生のために、 建物セットバックによる舗道の拡幅、 建物1階への賑わい誘導、 道路斜線の撤回、 容積率の緩和、 などが法整備されています。
このような旧都心部の一角に計画するこの建物では、 2階を地上7M程の高さにして1階の空間にゆとりを持たせ、 人々にやすらぎ感を与えると同時に、 既得権をもつ借屋テナントと建物所有者の両方にとって 価値あるファサードづくりを意図しました。 また屋上はトップラウンジ的な前庭つきのレセプション、会議空間とし、 まち並みへもアクセントとなる頂部デザインを提案しています。