S邸 プロジェクト

東京都内の第1種低層住居専用地域内の建替えに伴う、共同住宅の計画です。

代々守り続ける土地に住み続けるためにはそれなりの配慮、工夫が必要です。
それには、周辺の環境が将来どのようになるのか、お住まいになっているお客様の世代代わりに対応した土地の形質の考察など多岐にわたります。

建物の設計は敷地の形状が確定しなくてはスタートをきることができませんがその前に、土地の分け方によってどのような建物が建設可能か
シュミレーションすることも大切な作業です。

この土地の場合、将来も良好な住宅環境が保たれる地域であるために、周辺環境との調和も考慮し、中高層化の計画とはせずに低層の住戸ボリュームがどのように配置できるかのスタディーをおこなっています。

半地下に駐車場、SOHO、トランクルームなどを配置することで容積率の最大利用を行い、10mの高さ制限内で階高に余裕を生み出す計画をたててみました。

このように調査段階で土地のポテンシャルを視覚化することも
プログラミング段階の大切な作業です。

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