コーポレート・アート・スペース プロジェクト
Design Concept_03
特定のアートをイメージするというよりは、企業イメージを具現化した空間に、アートを設置する「場」を生み出す、これがコーポレート・アート・スペースの考え方です。 そのためにはアートに対する偏向なき理解と知識はもとより、レンタブル比や作業効率など企業のファシリティーに対する理解と提案力が必要です。
基本となる空間は企業エントランスロビー及び接客ミーティングスペースですが、ワークスペースの考え方が変化している今日、執務空間もアート空間の一端を担うと考えます。 また自社資産として建物を所有せずにテナントとして企業空間を構える場合、1階建物ロビー、エレベーター、共用廊下を経て、自社エントランスへ辿り着くことになります。こういった移動空間のシーンもアート空間として考えれば、移動時間を創造性や感性のリフレッシュタイムとして有効ではないでしょうか。 知的生産性が求められる今日のワークスペースとアートが持つ創造性の喚起は今後益々重要な関係となるでしょう。